以前twitterのフォロワーさんに、「ご存知かと思いますが・・・」と写真つきで教えてもらった地元の古道。実は自分のお膝元でありながら、そんな古道の存在を微塵も知らなかった~!
場所は地元飯能市の中山というところにある丘陵地帯の山の中。
この中山という場所は、八王子城北条氏照の家臣中山勘解由家範の館址のある地です。
現在でも中山にある智観寺には、中山家範の息子で徳川家康に仕え水戸藩家老の後常陸松岡藩2万5千石の大名となった中山信吉はじめ、代々の中山氏の墓があります。
また中山氏は武蔵七党の丹党加治氏を祖としており、現在でも中山には加治神社という神社があります。
そして、どうも情報によると件の「古道」は、この加治神社の裏手にあるらしい・・・
これは地元民のプライドをかけて(?)ぜひともその存在を確認しなくちゃ!
というわけで何とか時間をひねり出し、夕飯の食材を買出しにいくついでに、という名目で家を抜け出してその場所に飛んで行ったのでした。
さて、わが愛車の「濃いオッサン」号を駆って向かった先は、地元でも知る人ぞ知る「第二天覧山」。明治天皇がこの場所からも軍事演習をご覧になったのだとか。
本当は加治神社に車を停められる(自治会館があるので)のは、毎年初詣に行ってるので知ってたのですが、あえて第二天覧山に向かったのは、実は鎌倉古道上道を箱根ヶ崎からそれて金子~飯能の阿須へと通っている「滝山古道」が、その入り口の「中居」という交差点までは続いていることが確認できていたから。
阿須から六道をとおり中居までは真っ直ぐ市街地を通り抜けているのですが、その先は宮沢湖の方に抜けている県道30号線に曲がるのではなく、もしかしたらまっすぐ丘陵の中を通り抜けていたのでは・・・?!
というわけで現在は「飯能桜の森」という公園になっている第二天覧山の下に車を停め、まっすぐ尾根に登っていきました。
すると・・・
第二天覧山自体は割と近頃桜がたくさん植えられたような感じの「ただの公園」。
しかし、公園の奥の方になんとなく古道っぽいたたずまいの道が通っているのが見えるではありませんか~!
でも、これはフォロワーさんに教えてもらった古道のポイントではありません。
とりあえずこちらの道は置いておいて、まずはこの「古道」を横目に見ながら加治神社の裏手方向へ・・・
すると・・・本当に加治神社の真裏あたりでしょうか、フォロワーさんに送ってもらった写真に写っている古道のポイント発見!
しかし枯れ葉でよくわからない・・・
でも、確実に人の手で堀割って通した道だと思われます。
しばしガサゴソと落ち葉の中に入り込んで「古道」を行ったりきたり。
この先はどうやら加治神社方面に向かって落ちていくようなのですが、何か施設が出来てしまっていて、「古道」らしい掘割道は200mくらいで途切れてしまってます。
なので、深く探索することは断念。
そのまま今度は地図に「天覧山方面」と書いてある西方向へ行ってみました。
この道は掘割道っぽい風情の道がずっと続いていて、ご機嫌な尾根道のハイキングコースになっています。
途中、井戸っぽい石積みなんかもあったりして・・・♪
さて時間も押し迫ってきたので、あまり深追いせずにここらで愛車に引き返すことにして、今度は先ほど横目に見てきた「古道」っぽい道をたどることに。
この道は先ほどのフォロワーさんから教えてもらった古道と天覧山からのご機嫌なハイキングコース、そして宮沢湖からの道に加治神社の真裏あたりで交差しています。
この交差点から東方向に、「第二天覧山・桜の森」に入らずにずっと「古道」をたどっていったら・・・
ひゃほーい!掘割ってる~!!!♪♪♪
なんと、これぞ掘割道!という道が続いているではありませんか~!
そしてこの道はじきに舗装路に降り、民家の間を抜けて中居の交差点まで続いていたのでありました・・・!
もう少し精査は必要ですが、私の中では直感的&わくわく感で、これが「滝山古道」の続きのような気がしています。
次は、この道の先が、「滝山古道」が続いていたといわれている宮沢の集落を抜けて高麗川まで続いてるのかどうか調べてみたいと思います☆