近頃、こういうことが結構多い・・・
前もってまったく城攻めを予定していなかったのに、たまたま近くを通りかかって、時間も多少あるので立ち寄ってみようかな・・・的な城攻め。
今回も結局そのパターンで、しかももうすぐ夕暮れという時間帯だったんですが、「山城ではないし、え~い行ってしまえ~!」のノリで初小机城です。
だから、もちろん前もって予習なんかしてないし、その上縄張り図なんか用意してあるわけもない・・・
ので、現地の案内板で一夜漬けならぬその場漬け~☆
でも、この図じゃようわからん(笑)
小机城は文明9年(1477年)長尾景春の乱の際に豊島一族と小机弾正らが約2ヶ月にわたって籠城し、扇谷上杉氏家宰の太田道灌が攻め落した城です。
その後、小田原の後北条氏の進出で「小机衆」の拠点となり、その時代に大々的に改築がされたようです。
カーナビで見ると「小机城址市民の森」となっているので、なーんも考えずにナビにしたがって行ってみると・・・どこに車を置けばいいんだ~?
「城→」の看板や張り紙にしたがっていくと、車のすれ違いもやっとの住宅地に入り込んでしまって、住民の冷たい視線にさらされるし・・・
仕方なく、日産スタジアムの見える畑の農道(?)に車を置いて、のこのこ歩いて小机城のある岡に登って行きました。
根古谷、ひらがなで書くとみょーにかわいい♪
山はまるっと「竹やぶ」で覆われています。
わざとなのか・・・おかげで風情はあるのですが、遺構が見づらい(^^;)
真ん中の写真、一応、段々に腰郭状になってるんですけどね~
写真に撮ると、余計にわかりづらくて困ります。
でも、「市民の森」というだけあって、散策路はしっかりと整備されていて歩きやすいです。
ところどころに一応案内板もあるし。
線路沿いの住宅地から竹やぶの中の散策路をあがっていくと、あがりきったところでT字路状の分かれ道。
右が二の丸、左が本丸。そして真正面が・・・
いきなり大きな空堀~!
そして左手に向って空堀にかかる土橋をわたると、土橋は本丸の入り口の冠木門に続いておりました。
本丸から北側を見ると、そこにも本丸周囲を取り囲む空堀が。
ちなみに西側をのぞきこむと、すぐ下に第三京浜国道が、小机城域のある岡をぶった切って走っています。
あるいはそのあたりにも遺構があったのかもしれませんが、すっかり失われてしまったのでしょう。。。
本丸の東側から土橋を渡ると、そこは馬出し曲輪風になっていて、端っこは櫓台跡の看板が立っていました。
なるほど、櫓台跡から眺めると、先ほどの「T字路」から左右に伸びる細長い「通路」を空堀越しに狙い撃ち~♪
そして、その「通路」はそのまま堀底道になり、右側の写真の道で櫓のある曲輪と二の丸の間の土橋に上がってきます。
こ、これは・・・北条流築城術でよく見られる岸縁入路~?!
この写真の左手から、その「岸縁入路」があがってきてます。真正面の小高いところが馬出し風の曲輪です。
案内板によればこの手前に「井楼跡」があるみたいなんですが、まったくわかりませんでした(汗)。
二の丸から散策路が堀底に続いています。
降りてみると、この空堀のすごさがよくわかる・・・!
ちょうど案内板を読んでる人がいたので写しこんでみました。
人の大きさと比べると、堀の深さがよくわかります。
この頃にはかなり陽も傾いてしまって、写真もオールぼけぼけになってしまったので、このまま「岸縁入路」を伝って車に戻ることに。
いや、なまじ予習をしていかなかったせいか、思ってたより遺構のインパクトすごくて、感動しました!
登り始めがすでに夕方で日が翳りかけてたので、日が沈むまでに~!と、とにかくポイントの写真を撮っては走り回って、じっくりと見なかったので、今度はちゃんと縄張り図入手して、もうちょっとじっくり見たいなぁ・・・
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「お城初心者」城ガール隊なっちの歴史&城めぐり備忘録です。 天守閣や石垣で有名なお城だけでなく、関東の土の「お城」やそれらをつなぐ「古道」、「古戦場」などにはまって、ときどき「城攻め」や「古道あるき」に行っては、このblogやTwitterでぶつぶつとつぶやいております。 当blogへのご意見ご感想がありましたら、ぜひTwitterにて@natchdesにお寄せください。
2013年4月28日日曜日
2013年4月5日金曜日
日比谷見附さんぽ
仕事の部署が変わったので、朝イチから都内に出てきて関係先にご挨拶にまわった日のこと・・・
さくさくと回れたおかげで思ったより早く終わったので、お天気もめちゃくちゃいいし(仕事に戻るのも億劫だし笑)ちょっと遠回りだけど日比谷公園を突っ切って職場に帰ろうかな~と思いたちました。
鶴の噴水のある心字池の周りは、もう桜は跡形もなく散り終わっていて、若葉が青々と初夏の風情です。
平日の真昼間のはずでも結構人通りがあります。
年配の奥様方がお茶でもしていたのかぞろぞろと松本楼からでてきたり、公園では親子連れが何組も(それもお父さんも結構いる・・・平日休みのシフトなのかな)遊んでたりする中に、なぜかサラリーマン風の方々も結構ベンチにくつろいでたりして。
そんな風景の日比谷公園を有楽町口までやってくると・・・そこに「日比谷見附跡」の遺構の石垣が残っています。
この石垣は、江戸城外郭城門のひとつ日比谷御門の一部で、かつては高麗門、枡形、渡櫓、番所が石垣に囲まれていて、手前の池があるところは昔は堀だったのだということです。
石垣の上は遊歩道のように整備されていて、池に向かってベンチが並んでいます。
ここにいる人たちは、どうも外国人観光客が多いように思われました。
わりに静かで眺めもよく、ちょっとまったりとくつろげる空間になってるかも。
この石垣はちゃんと江戸時代からの残存な上、やっぱり天下普請を行っているので、よく見るとちゃんと刻印が残っています。
この石垣のある「日比谷見附跡」から公園の外側に出ると、もう有楽町の駅のそばです。
でも出ちゃうのがもったいなくて・・・何回も行ったり来たり、石垣の上に登ったり降りたり。
ちょっとヘンな人になってたかも(^^;)
江戸城の周りは、そうと知らないと見落としてしまうけど、実は遺構の見所がいっぱいなんです!
・・・って、私もいまだに結構見落としたり見過ごしたり山のようにしてるんで、あまり言えないんですけどね(笑)
というわけで、後ろ髪をぐいぐい引っ張られながら職場に戻った、春爛漫のお散歩でした。
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さくさくと回れたおかげで思ったより早く終わったので、お天気もめちゃくちゃいいし(仕事に戻るのも億劫だし笑)ちょっと遠回りだけど日比谷公園を突っ切って職場に帰ろうかな~と思いたちました。
鶴の噴水のある心字池の周りは、もう桜は跡形もなく散り終わっていて、若葉が青々と初夏の風情です。
平日の真昼間のはずでも結構人通りがあります。
年配の奥様方がお茶でもしていたのかぞろぞろと松本楼からでてきたり、公園では親子連れが何組も(それもお父さんも結構いる・・・平日休みのシフトなのかな)遊んでたりする中に、なぜかサラリーマン風の方々も結構ベンチにくつろいでたりして。
そんな風景の日比谷公園を有楽町口までやってくると・・・そこに「日比谷見附跡」の遺構の石垣が残っています。
石垣の上は遊歩道のように整備されていて、池に向かってベンチが並んでいます。
ここにいる人たちは、どうも外国人観光客が多いように思われました。
わりに静かで眺めもよく、ちょっとまったりとくつろげる空間になってるかも。
この石垣はちゃんと江戸時代からの残存な上、やっぱり天下普請を行っているので、よく見るとちゃんと刻印が残っています。
この石垣のある「日比谷見附跡」から公園の外側に出ると、もう有楽町の駅のそばです。
でも出ちゃうのがもったいなくて・・・何回も行ったり来たり、石垣の上に登ったり降りたり。
ちょっとヘンな人になってたかも(^^;)
江戸城の周りは、そうと知らないと見落としてしまうけど、実は遺構の見所がいっぱいなんです!
・・・って、私もいまだに結構見落としたり見過ごしたり山のようにしてるんで、あまり言えないんですけどね(笑)
というわけで、後ろ髪をぐいぐい引っ張られながら職場に戻った、春爛漫のお散歩でした。
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